英国の新興二輪車メーカー、アーク（Arc）は11月6日、イタリアで開幕された「ミラノモーターサイクルショー2018」（EICMA 2018）において、電動バイク「ベクター」（Vector）を発表しました。
▼Arc Vector
アークは、英国の自動車産業の中心地、コベントリー（ウェスト・ミッドランズ州）に本拠を構える新興二輪車メーカー。ベクターは、新世代のカフェレーサーをテーマに掲げて開発された電動バイクです。
ベクターの電動パワートレインについて、現時点でモーターなどのスペックは公表されていません。ただし重量は、競合モデルに想定するスーパーバイクよりも軽い220kgに抑えられ、0～96km/h加速3.1秒、最高速200km/hの性能を発揮します。1回の充電で市街地でおよそ320km、高速道路でおよそ190kmを記録しました。急速チャージャーを利用すれば、バッテリーは45分で充電可能。
また、ベクターには最先端の技術として、「HUD（ヘッドアップディスプレイ）ヘルメット」が採用されています。「ゼニス」と命名されたこのヘルメットは、速度やナビゲーションなどの情報を、ヘルメットのバイザーに投影します。
オプションで、「ハプティクスライドウェア」とよばれるライダースジャケットを設定します。ハプティクスは、触覚を通じて情報を伝達するテクノロジーのこと。ライダースジャケットを振動させて、潜在的な危険をライダーに警告したり、バイクの能力の限界にどれくらい近づいているのかを、ライダーに知らせたりすることを可能にしています。
参考：https://response.jp/article/2018/11/08/315943.html