イタリアのバイクメーカー、ドゥカティの2019年モデルラインナップに、エクスクルーシブなeMTBが加わります。11月4日にミラノで開催されたドゥカティ・ワールド・プレミアにて、eMTBの「ドゥカティMIG-RR」が発表され、11月8日～11日に開催されるミラノ国際モーターサイクルショー（EICMA）2018にて展示が行われる予定です。
▼ドゥカティMIG-RR
イタリアンeMTB専門ブランド「Thok Ebikes」と共同開発
このプロジェクトは、ドゥカティと「Thok Ebikes」のコラボレーション企画です。「Thok Ebikes」は、BMXおよびダウンヒル世界チャンピオンのステファノ・ミグリオリーニの情熱によって生まれ、e-MTBに特化したイタリアの企業。そこの協力を得て、あらゆる人々が電動アシストによってオフロード走行を自由に楽しむこができ、また世界的に急成長を遂げているeMTBを開発するに至りました。
Thokによって製造され、高い人気を誇る「MIG」シリーズの派生モデルに位置しますが、独自のテクニカル・ソリューションによって明確に差別化されています。
MIG-RRの特徴は、オリジナル・モデルとは異なったホイール径と、サスペンション・セットアップです。フロント29インチ：170mm、リア27.5インチ：160mmと前後で異なるホイールかつ、トラベル量を備えることで、ユーザーの求める真の「エンデューロ」仕様に仕上がっています。
バイクのスペックとしては、FOXカシマサスペンション、カーボンファイバー製Renthalハンドルバー、マヴィックホイール、4キャリパーのシマノ・セイントブレーキ、11速シマノ・XTギアセットといった最高峰のコンポーネントを採用。
eバイクとして肝心のドライブユニットは、容量504Whのバッテリーから電源が供給されるシマノ・ステップスE8000モーター（出力250W、トルク70N）を搭載し、車重は22.5kgとなっています。
バッテリーはダウンチューブの下に配置。その結果、低い重心を実現し、非常に難度の高い地形でも、簡単に走破することが可能となります。
バイクのデザインは、「アルド・ドルディ」のD-Perfが担当し、それをドゥカティ・デザイン・センターがサポートしました。
ドゥカティMIG-RRは、2019年4月から、ヨーロッパ全土のドゥカティ・ストアで販売される予定です。日本での販売は現在のところ未定となっています。
参考：https://www.cyclesports.jp/depot/detail/105813